近年は医療の分野で遺伝子と人間の生活についての研究が頻繁に行われています。
遺伝子を分析すればがんに効果的な抗がん剤の種類が分かるともいわれ、その研究のよって今までわからなかったさまざまなことが解明されつつあるのです。
遺伝子レベルで好きな食べ物が決まる!?
そんな遺伝子実験でわかったことの一つに“好きな食べ物は遺伝子レベルで決まる”ということです。
食の好みは生活環境や子どもの頃にどんな食生活をしていたかなど、後天的なもので決まると言われていましたが、これが本当であれば生まれながらに好きな食材が決まっていることになりますね。
人間は遺伝子レベルから味覚に違いがある?
人間はもともと味覚で生きてきたとも言われています。
その理由の一つに「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つから成り立つ“基本味”が関係しているとも言われています。
例えば人間の神経伝達物質に必要とされる塩分は、塩味を感じることによってわかります。
劣化や悪している食べ物は酸味を感じて体にとって摂取してはいけないと“危険信号”を発しています。
こういった味の違いは同じ人間でも人によって好みが変わりますよね。
それこそが遺伝子レベルから求めている食材が変わり、その違いが好みとしてあらわれているとされているのです。
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遺伝子の好みでパクチー嫌いが決まる?
この遺伝子的な好みの違いには「パクチー」が度々あげられます。
タイ料理などの定番でもり独特の風味が好きだと感じる人もいれば、逆に苦手だと言う人もいます。
このパクチーにはβカロテンやビタミンCが豊富に含まれている美容食でもあり、健康にもいい食材です。
パクチーの好みがわかれるのも遺伝子が関係しているといいます。
アメリカの遺伝子解析サービス「23andMe」の研究結果によると、人間がもともと持っている「味覚受容体遺伝子」の一つ「OR6A2」が関係しており、パクチーが好きではないと答えた人の多くがこの遺伝子に突然変異があると言われています。
パクチーに含まれる「アルデヒド」によりパクチーを石鹸だと認識してしまうのだといいます。
人間の好みが遺伝子という生まれもったものによって決まってしまうのであれば、どうすることもできないか?と思ってしまうかもしれませんが、まずは少しずつ慣らしていき脳にパクチーを認識させ受け入れるようにすることが大切です。
苦手だと感じている食材にも豊富な栄養素が含まれていて健康に嬉しい効果をもたらしてくれるものがたくさんあります。
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