こんにちは!
皆さんは肉に火を通す時間を知っていますか?
特に豚肉は火をしっかりと通さないといけないみたいなので詳しく調べてみました。
この記事では豚肉に火を通す時間や理由をさらに火を通したのにピンク色だけど大丈夫?などの疑問をお伝えしたいと思います。
どうぞ最後までゆっくりとご覧になってください。
豚肉を加熱する理由は?
まず豚肉ですがしっかりと加熱することは料理の世界では常識です。
これは豚肉には食中毒の原因になる細菌(腸管出血性大腸菌、サルモネラ、カンピロバクターなど)が付着していると言われています。
さらにE型肝炎ウイルスなどの人体に悪影響を及ぼすウイルス、寄生虫に感染していることもあります。
しかしこれら細菌やウイルス、寄生虫は非常に熱に弱いので加熱することにより死滅させることができます。
生の豚肉状態では食中毒の原因となる細菌などは見た目やにおいでは判断がつかないです。
また豚肉の生食用は流通していないので普段スーパーや焼肉屋で見る豚肉はすべて加熱用ということになります。
豚肉を加熱する時間は?
ではいったい豚肉の加熱時間はどれくらいなのでしょうか?
一般的に言われている加熱時間ですが肉の中心部の温度が75度に達してから1分以上の加熱又は63度以上で30分以上加熱とされています。
目安としては豚肉の中心部の色が白っぽく変化することです。
ただ実際は豚肉の厚さや調理法によって変わってきますよ。
調理器具にもよりますが基本的には最初は弱めの火加減でじっくり焼き(約7分)そろそろ焼けたかなって思ったら豚肉の端を切ってみて生々しい赤色でなくうっすらピンク色の状態ならOK!
さらに豚肉を押してみて弾力だったり肉からはみ出す肉汁でも判断できますよ。
分厚い豚肉を調理する時は最初から切り目を入れて加熱することで火の入りも早いのでおすすめです。
豚肉を加熱した時の栄養素は?
豚肉ですが非常にビタミンB1が牛肉や鶏肉にくらべて約10倍あると言われており疲れ、だるさ、肩こりがすっきりなど疲労回復の強い味方です。
さらに豚肉の良質たんぱく質が、私たちの健康な血肉をつくり、さらに脳卒中などの成人病予防をしてくれます。
生肉(100g)を加熱した場合肉汁などが出るため重量は約70~80%とになってしましまが栄養素が無くなってしまうわけではないですよ。
豚肉に加熱してもピンク色!生焼け?
豚肉がピンク色だと生焼けだと思っている方はたくさんいると思います。
実は生焼けではないこともあるんですよ。
みなさんはお家で、ハンバーグやロールキャベツなどを作った時、時間をかけて調理したにもかかわらず、中がピンク色だったことはありませんか?
ピンク色になるのは肉が発色してしまったからなんです。
ハンバーグやロールキャベツなどに入る具材にはタマネギやキャベツがありますよね。
その具材の中に含まれる硝酸塩が、微生物によって亜硝酸塩に還元されると肉の色がピンク色になるそうです。
肉に具材を加えてすぐに調理すれば発色しませんが、しばらく置いてから調理した場合、ミオグロビンと亜硝酸塩が結合してピンク色に発色することがあるそうなんですよ。
そういえば、ソーセージなどの加工食品はいつまでもピンク色ですよね。
ハムやソーセージといった食材がピンク色なのは、意図的に発色剤としてこの「亜硝酸塩」を加えているからピンク色なんですよ。
あと、ローストポークやローストビーフってピンク色していますね。
ローストポークは豚なのでピンク色していて大丈夫なのかと心配する声をよく聞きます。
十分に調理したはずなのにピンク色に見えるのは、やはりミオグロビンのせいなのです。
ローストポークはだいたい60℃以下の低温で調理します。
ミオグロビンは80℃から焼き色が変性し始めますので、60℃以下での低温調理だと変性しきらないというわけです。
低温でじっくり加熱したローストポークはピンク色でも心配ないということですね!
ピンク色でも大丈夫だという例を紹介しましたが、本当に生焼けの場合もあるので注意してくださいね。
生焼けかどうかは肉汁で判断するといいですよ。
肉汁が赤っぽい場合は火の通りがもう少し必要かもしれません。
肉汁が透明になっていれば大丈夫ですよ。
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ぜひ低温調理を試してみてはいかがでしょうか♪
まとめ
さて、ここまでご覧いただきありがとうございます。
この記事では豚肉の加熱時間やピンク色が大丈夫なのかについてご紹介してきました。
簡単にこの記事についてまとめさせていただきます。
●豚肉を加熱する理由
●豚肉の加熱時間
●豚肉を加熱した時の栄養素は?
●豚肉を加熱してもピンク色の理由
ピンク色=生焼けだと勘違いしていた方もいらっしゃったのではないでしょうか。
それでも、豚肉には食中毒の原因になる細菌が付着してますので、やはり十分な加熱をするようにしてくださいね。
では、最後までご覧いただきありがとうございました。
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